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バイオエタノールに端を発し、バイオ燃料関連の話題が沸騰している。本レポートで取り扱っているバイオ電池(BFC: biological fuel cellまたはbiofuel cell)は、以下の2種類である。
(1) 生きている有機物の酵素から得られるエネルギーを利用する酵素バイオ電池
(2) 微生物をベースとした微生物電池
いずれも生体系に存在する有機原料を電源として利用する微弱な電気化学電池である。
本レポートは、バイオ電池の技術を紹介するよりも、むしろ、現在、米国内で誰が、どのような研究活動を行い、どのような用途を目指しているのか、戦略的提携先は誰か、商業化の見通しなどを中心に報告している。
もちろん、困難で地道な研究活動であるため、技術の障壁を一つ一つ崩し、乗り越え、商業化へ筋道を探る必要がある、バイオ電池は、新規アイデアではないにしても、有機原料が世界のどこにも現存するゆえに、工夫次第では技術のブレークスルーもあり得るものと考察される。仮に先端イノベーション技術が実現されるならば、このバイオ電池は一躍、次世代電源における技術と市場開発の前面に躍り出よう。
バイオ電池は微弱な電気化学電池ということもあって、その用途には、将来のナノテクノロジー向けバイオ電池、バイオセンサー、医療系センサーやデバイスなどが見込まれる。また、微弱な電気化学をさらに改善することにより、携帯エレクトロニクス機器などへの用途も考慮されている。
大規模アイデアとしては、排水を利用して微生物による電気変換を行い、それを大排水に適用するという研究もあり、将来は電源としてミクロからマクロまでをカバーできる用途が登場することが考えられる。いずれにしろ、このようなR&Dは眼を離せないところである。
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