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バイオテクノロジーの開発と事業化は、今やバイオテクノロジー企業や製薬会社の枠を超えて、一般の異業種企業にまで浸透し、非常に活発な投資活動が見られる。活動はバイオテクノロジー専門会社のように、情報が日常茶飯事に水面に上がってくるよりも、逆に水面下にその実態を隠しているといっても過言ではない。
そこで、弊社は異業種企業における新たな動きを捉えるために、100社/組織を対象に調査をおこなった。100社/組織の選定にあたっては、米国フォーチュン500、また一部欧州の実態を把握するためにEUフォーチュン・グローバル500をベースに、今後の事業成長の種探しにバイオテクノロジーに軸足を移していると判断される企業を対象にした。
調査は、企業/組織内に一歩踏み込んで、どのようなバイオテクノロジーを研究・開発しているのか、その技術の参入分野、目標とする製品、製品の商業化、参入分野の市場規模、また戦略的提携/買収を進めている事業部門やグループについて調査した。情報収集はインタビュー取材それに文献検索を併用した。
さて、異業種企業が参入する先端バイオテクノロジー研究開発と製品開発だが、調査結果を概要すると以下のトレンドが見られる。
・人間の健康向上のための医薬品や治療法の開発
・工業プロセスに応用可能なバイオテクノロジーと製品の商業化:
例えば、バイオプラスティック、バイオ燃料、接着剤、保護膜、シーラント、他の工業製品を製造
するためのバイオ酵素に関する大型プロジェクトの進行など。米国フォーチュン500社は、持
続可能性を求め、自動車メーカーから食品会社や小売業者まで、いかに今後の市場環境で競
争優位な立場を保持できるか、そのためのバイオテクノロジー・ベースのエネルギーや素材
は、その目標達成に最も重要であると捉えている。
・市場現実に直面した米国フォーチュン500社のバイオテクノロジー分野における自社の役割
の見直し:
例えば、モトローラはバイオチップ市場から撤退し、対象分野をナノバイオテクノロジーに変
更。コダックは医薬品開発から、バイオテクノロジーの研究と画像処理ツールへと舵をきった。
市場現実において各社は何らかの調整に迫られている現況にある。
・新世代バイオ食品の研究に取り組もうとしている消費者志向の大手企業の活発な動き:
栄養および健康食品向けの改良食品成分の開発・製造に、ゲノム科学的手法を応用していく
ための研究開発が進行中である。
ここでは、異業種企業が参入している全分野/製品をリストアップし公表することは差し控えたいが、ただ言えることは、フォーチュン500に入る100社のバイオテクノロジー事業部門は、水面下において非常に興味深い、また注目すべき分野に参入し、技術の研究開発と製品開発に邁進していることだ。
本調査レポートが御社の事業に一役を担えば幸甚である。
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